80年代パリ。ある家族の7年を繊細に描く
夫に去られ、大学生と高校生の子ども2人を自分ひとりで養うことになったヒロイン。悲しみと不安のなか、専業主婦だった彼女はなんとかラジオ局に職を得て、深夜番組を手伝うようになる──。
2023年04月21日
レビュー
夫に去られ、大学生と高校生の子ども2人を自分ひとりで養うことになったヒロイン。悲しみと不安のなか、専業主婦だった彼女はなんとかラジオ局に職を得て、深夜番組を手伝うようになる──。
2023年04月21日
実の姉弟と偽り、ベルギーで暮らす移民のトリとロキタ。偽造ピザと交換に闇仕事を引き受けたロキタが恋しくて、トリは“姉”に会いに行くのだが──。
2023年03月31日
『ファーザー』の監督が放つ“家族3部作”の第2部 敏腕弁護士のピーターは、妻ベスと生まれたばかりの息子と3人で幸せに暮らしていた。ところが別れた妻ケイトが突然訪ねて来たことで、状況は一変する。17歳になる彼との息子ニコラ […]
2023年03月18日
映画に魅せられ、映画製作に没頭する少年。両親と3人の妹、そこに父の親友を加えた家族との日々は、一点の曇りもない幸福なものだと思っていた──。
2023年03月15日
養子縁組を決心し、候補者に会う 自分がいなくなったら、この子はどうなるのだろう。この子が成長するまでは、絶対に死ねない。愛する子の笑顔や寝顔を見て、そんなことを考えたことのある親は少なくないはずだ。幼い子をひとりで育てて […]
2023年02月19日
脳卒中で倒れた父親から、安楽死を手伝うように頼まれた娘。妹とともに葛藤しながらも手配をし、いよいよ最期の日が決まる。ところが父親は少しずつ回復し、元気になっていく──。
2023年02月04日
ライター水谷美紀による『映画の中の子ども・家族』Vol.23は、中国全土を巻き込む社会現象になった映画『シスター 夏のわかれ道』を紹介します。
2022年11月27日
ライター水谷美紀による『映画の中の子ども・家族』Vol.22は、盲ろう者として世界で初めて大学教授になった福島智氏と母親の物語『桜色の風が咲く』を紹介します。
2022年11月08日
娘のシッターとして購入したAIロボットの青年が、突然動かなくなる。取り出されたメモリには彼の目を通した家族の姿と、ある“秘密”が残されていて……。
2022年10月23日
ふたりの息子と夫と一緒に里子のシモンを育てていたアンナ。子ども達は実の兄弟のように成長し、一家は楽しく暮らしている。ところが定期的に会っていた実父のエディから、シモンを完全に引き取って育てたいと申し出があり──。
2022年09月02日
世間からの期待のもとで 34歳のブリジットは、大学中退後、レストランの給仕として働いている。パーティーに出掛けても年齢や仕事をきかれるたびに、自分の状況にうんざりしている様子。自分を軽んじているので、仲良くなった青年ジェ […]
2022年07月23日
今村夏子の衝撃デビュー作を映画化 人と人とは、互いを理解することで関係を深めていく。そこには当然、個性や違いを許容することも含まれる。だがそれは容易なことではない。特に、自分と感じ方がまるで違う相手を受け容れ、愛し、寄り […]
2022年07月11日
ベイビー・ボックスから赤ちゃんを横流ししてマージンを得るブローカーが、子を取り戻しに来た母親とともに養父母探しの旅に出る。
2022年06月25日
子育て経験のない男性と甥との交流を通して、気持ちを言葉にすることの大切さや、人との関わりから得られる発見や喜び、希望の力を伝える話題の映画『カモンカモン』を紹介します。
2022年04月23日
オートクチュールに生涯を捧げた孤独な女性と、パリ郊外の団地で暮らすヤングケアラーが出会い、互いの人生が動き出す。
2022年04月12日
さまざまな家族のかたちを応援する、映画好きカウンセラーの高橋ライチです。今回は、17歳の少女・ルビーと家族の物語から、自立について考えさせられました。アカデミー賞最有力候補とも言われる話題作『コーダあいのうた』。公開に先駆けて、エンライト的見どころをご紹介します。
2021年12月12日
可愛い娘の幸せは、家族が団結して守る 生まれた時に割り当てられた性別と性自認(ジェンダーアイデンティティ)が異なる「性別違和」(ジェンダーディスフォリア)は、人によっては思春期より前、わずか2、3歳からすでに自覚している […]
2021年12月03日
新しい土地で、男の子になりすます 伯爵令嬢と女性画家の運命的な出会いを描いた『燃ゆる女の肖像』で多くの映画ファンの心を鷲掴みにしたセリーヌ・シアマ監督。この作品では最初、画家は素性を偽り、令嬢との距離を縮めていった。今回 […]
2021年09月18日
誘拐、逮捕。その後も人生は続く 2011年公開のヒット映画『八日目の蝉』。 あらすじは、キャッチフレーズそのままで どしゃぶりの雨の中で起きた誘拐事件。犯人は父の愛人。 連れ去られたのは、私。私はその人を、本当の「母」だ […]
2021年09月07日
アカデミー主演男優賞・脚色賞受賞 世界的に高齢化が進む現在、映画の世界でも介護や認知症を扱った作品がフィクション、ノンフィクションともに増えている。 2012年のカンヌ映画祭でパルムドール賞を受賞した『愛、アムール』(2 […]
2021年05月17日
子育てしながら宇宙を目ざす 海外の映画作品で初めてJAXA(日本宇宙開発機構)が後援し、坂本龍一が音楽を担当したことでも話題の映画『約束の宇宙(そら)』。監督は幼くして嫁がされる運命に抗うトルコ人の姉妹を描いた『裸足の季 […]
2021年04月22日
インド、イギリス、アメリカ、シエラレオネ…。世界各地で暮らす「自閉症」と呼ばれる人たちを映像で綴った画期的なドキュメンタリーを紹介します。
2021年03月31日
名だたる映画賞を総なめにし、世界中で大熱狂を巻き起こしている映画『ミナリ』。成功を夢見てアメリカ南部にやって来た韓国系移民一家を描いた作品だが、日々を懸命に生きる両親と祖母、その背中を見て育つ子供の姿から、家族で生きることの強さと温かさが伝わってくる。
2021年03月22日
男の子だけど、ミス・フランスになりたい。そんな願いに蓋をしたまま大人になったアレックス。そんな彼が夢を叶えようと奮闘する『MISS ミス・フランスになりたい!』は、多様性の素晴らしさを伝えるとともに、親を亡くした青年の成長を描いた物語。
2021年03月18日
人生の大半を刑務所で過ごし、今度こそ堅気になろうと苦闘する元受刑者を描いた大ヒット映画『すばらしき世界』。実は家庭に恵まれず、生き別れた母との再会を願い続けた男の物語でもありました。
2021年03月16日
両親と兄を亡くしてから、クリスは叔父さんとふたりきりで暮らしている。そんな彼女にあるとき仕事のチャンスと恋の予感が訪れる。新しい世界へ踏み出そうとするクリスを、叔父さんも応援するのだが……。小津安二郎を敬愛する監督から届いた家族と幸せの物語『わたしの叔父さん』を紹介します。
2021年02月22日
舞台は第二次世界大戦前夜のベルリン。世界的絵本作家の実話をベースにした作品を紹介します。
2021年01月14日
特別養子縁組で息子を授かった女性と、14歳でその子を産んだ少女。今回は、子を持った側、手放した側、ふたりの女性の葛藤や想いが胸に響く話題のヒューマンミステリー『朝が来る』を紹介します。
2020年11月08日
チベットから届いた話題の映画『巡礼の旅』は、迷い苦しみながら、それでも真摯に生きる人々のさまざまな想いと、血の繋がりのない父子の間に芽生える絆を描いた注目作だ。
2020年02月03日
特別養子縁組をテーマにした映画『夕陽のあと』が話題を呼んでいます。映画を観終わったあとに、私たちにできることは何だろう。社会福祉士であり、『まだ見ぬ あなたに』エグゼクティブプロデューサー佐藤剛がレビューします。
2019年11月19日
台湾から届いた、子を望む4人の物語 愛する相手と結ばれ、子を持ちたいと願う夫婦や恋人同士はたくさんいる。だが、その誰もが子宝に恵まれるわけではない。ましてや同性カップルの場合、自分たち2人の血を引く子どもを持つことは不可 […]
2019年11月03日
エンライト編集部の高橋ライチによる、映画『おいしい家族』のレビューです。
2019年10月04日
中東の貧民街で暮らす少年ゼインを襲った“ある事件” 少年が両親を訴えるという衝撃的な内容と、主演を演じた少年ゼイン(役名と同名)の圧倒的な存在感によって、世界的な大ヒットとなった『存在のない子供たち』。貧困や難民、低年齢 […]
2019年09月13日
エンライト編集部がレビューする映画『In Safe Hands / Pupille』は、日本未公開のフランス映画。未受診のまま臨月を迎えた妊婦。名乗ることを躊躇する彼女に…。フランスの社会的養護のことも理解できるヒューマンドラマです。
2019年06月10日
90年代半ばに試みられた共同保育の実践「沈没ハウス」。ここで育った子どもがドキュメンタリー作品として劇場公開した話題の映画を、社会福祉士Sの視点でレビューします。
2019年04月29日
家族の歪みをあぶりだすホラー 普段、私はホラー映画を好んでは観ないのですが、この映画は信頼できる映画マニアの社会福祉士S氏より激推しされました。 「絶対ライチさん好きだと思う。ソーシャルワーカーはみんな観た方がいい。ホラ […]
2019年03月14日
『思い出のマーニー』は日本のみならず、世界の多くの人たちに知られるスタジオジブリが2014年に制作した作品。家庭的養護に関心を持つ人たちにとって必見の映画です。社会福祉士の視点でレビューします。
2018年10月21日
映画『悲しみに、こんにちは』 今回紹介するのは、母の死によって叔父の家に引き取られた6歳の少女と、彼女を受け入れた家族の物語です。
2018年10月15日
虐待から逃れた後も、人生は続く この映画は、児童虐待をテーマにした短編映画『わたし、生きてていいのかな』の続編として描かれています。前作で高校生だった少女が、家出や子どもシェルター、自立支援ホームなどを経て、今作『こども […]
2018年10月06日
エンライト編集部による映画『ギフテッド』のレビューです。個人的な体験と絡めて映画のことを綴ります。それぞれの「家族観」を考えるきっかけになればと思います。
2018年10月03日
養子として育ったインド人の青年が、Google Earthを使って故郷と産みの母を探しあてる。数々の映画賞を受賞した感動の実話であるとともに、育ての母と産みの母、二人の母の愛情物語でもあります。
2018年08月21日